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題:オクラホマミキサー

  • 2016/03/01(火) 19:57

みなさま、お世話さまです。
今回は私の短編小説になります。
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題:オクラホマミキサー

第一章

設定:昭和52年の小学校の体育の授業

みなさまは「オクラホマミキサー」という
フォークダンスを知っているだろうか?
オクラホマミキサー(Oklahoma mixer)は
日本の小学校や中学校の運動会
(体育祭)や林間学校、また多くの子供会、
レクリエーション団体などで
よく踊られている、日本で一番普及している
フォークダンスの一つで有り、作曲者は不明である。

踊り方は円を描いて、内側と外側にそれぞれ
異性同士で円になり、円は二重になる。
そして、向かい側の相手と手を組み前後に踊り、
数十秒でがあるが、最後にくるっと回ってお礼をして、
左側の女子と交換する。

このフォークダンスを経験した事のある方は多いだろう。
そんな、嬉し恥ずかしの、些細な物語である。
オクラホマミキサーー2

オクラホマミキサーで、ある女子とある男子が
一緒に踊るシーンがあった。
この男子は、ある程度この女子に好意を抱いていたが、
それとは裏腹に、この女子はこの男子が嫌いだった、
いよいよ、この二人の組み合わせである。
女の子はほとんど手をつなごうともせず、
その嫌悪感を露骨に出した。
左の神は、自分の左の髭を、ピンと叩いた。
そこで言ったん音楽が止まった。
すると、先生がYちゃんに、
「ちゃんとH君と手を組んで授業しなけれはなりませんよ」

と先生は言い注意した。H君は下をうつむいたままだった。
音楽が再度流れた。
すると、左の神は、今度は右の髭をピンと叩いた。
H君は手をつなぐと、YちゃんはH君に、
パーンと平手打ちをした。
そこで先生は「Yちゃん、後で職員室に来なさい」といった。

「先生、わたし、Hくんのこと嫌いじゃないんだけど、
あのもぞもぞというか、女子に対してうじうじした
ところがきらいなの、
それに、男女が手をつないで踊るのは不潔だわ、
ある人は思いっきり手を握ってきたり、
別の人は無視して様に踊ってきたり、
そんな事考えていた時にH君の番がきて、
私、つい平手打ちをしていまったの」

先生は言った
「Hはそでじゃなくても女子が苦手なのに、
今頃どうしているか考えなさい、きっと落ち込んでいるわよ」
「はい、先生すみませんでした」

第二章

そこに右の神が口をはさんだ。
「おいおい、どうするつもりだ」
左の神は言った、「心配になってきたか、なら後は任せる」

右の神は、自分の左の耳を引っ張った。
すると先生はこんどはこの二人を職員室によんでこう言った。

「今日のお昼休みに、保健室で仲直りしなさい、
保健の先生には言ってあるから」
二人とも「わかりました」と言った。

右の神は今度は右の耳を引っ張った。
「叩いて。ごめん」

「いいんだ、俺の方こそ、嫌いなやつと手とつなぐのは
いやだろう、ごめんな」

「そんなことないわ、私別に貴方の事嫌いじゃないんだけど、
その、なんていうか、もじもじしたり、
女子に対してうしうじしたところが好きじゃないわ、
それだけよ」

「そうか、僕は女子と話したりするのが苦手なんだ、
そのなんていうか、緊張するんだよ、
もちろん君の事も嫌いじゃない、けどどうなんだ」

「ぷっ、おかしな人」とわらった。「あはは」苦笑い。

それから、H君は、再度先生にこう言った。
「昨日はありがとうございました。
今日、もう一度だけ昨日と同じようにしてくれませんか?」

「あら、いいわよ、じゃあ今日でこの件は終わりね」

第三章

そこに中央の神が口をはさんだ。
「それでそれで?」

中央の神は言った「顛末が知りたいか、後は任せる」

中央の神は自分の口を叩いた。

その昼休み、保健室に二人は来た。

「ねえ、叩いたところはもう大丈夫?
それより、他の話をしましょうよ」

「もうだいじょうぶだよ、ありがとう、
僕は天文学が好きなんだ、後は釣りとか・・・」

話は弾んで二人はすっかり打ち解けた。

「今度私の家に遊びにこない?」

「ええっ?女子が苦手なこの僕が?
だいたいまともに話せるのはYちゃんだけだよ」

「いいから、いいから、お母さんに言っておくわ、大丈夫」

彼女は某県営住宅に母子家庭で住んでいた。
昭和52年では離婚家庭はめずしかったが、
綺麗な部屋で、お母さんもとても優しく、
普通の家庭にはない暖かさを感じ、すぐに打ち解けた。

それから沢山沢山彼女とお話をした。
彼女はお話好きだった。
あるいはなんかうっぷんがたまっていたのか。

「おれ、Yちゃんの事、嫌いじゃないよ」

「・・・わ、私も嫌いじゃないよ・・・
あなた、いきなり凄いこというわね、驚いたわ」

それからの学校生活では、彼は相変わらず、
女子は苦手でYちゃんとは普通にしていたが、
目立つほどではなかった。
ただ、彼女の家に遊びに行ったことは二人の秘密である。

中央の神はこんどは自分の頭をコツンと叩いた。

すると先生はこう言った。
「さあさあみなさん、久しぶりに今日の授業は
オクラホマミキサーをやりますよー!
みんななかよくするんだよ」

二人は仰天した、
あの時から今日までが一気によみがえった。

二人の番が来る前に途中で
音楽が止まらないように二人は祈った。

来た。二人の番がきた、
二人はその数十秒を小学生なのに、
フランスの舞踏会のような感じのように感じ、踊り、
次の人と後退して音楽は止まった。

恍惚感、清涼感、歓喜が
二人の心をさらに高ぶらせた授業になった。

この日、二人は一緒に学校を帰った。

「またこの授業やらないかしら、たのしかったね」

「うん、最高だった。もう一度踊れたらいいね、
そして、いつか、大きくなった時、踊ったら笑うね」
そして彼女は母と一緒に転校して行った。

左右の神が言った
「そういうことか、少しスパイスを利かせないとな」

その後、左右と中央の神は
三名の右手を一緒に中央にかざした。

時は流れ、
この二人がまた踊ったのは35年後のことである。

それが、同級会なのか、夫婦なのか、
または別の事で踊ったのかは誰も知らないが、
小学生の時のように可憐に踊ったのはたしかである。
オクラホマミキサー3
天界からの御言葉と訓戒

新約聖書(新共同訳:旧約聖書続編つき)より

マタイによる福音書:第25章29節
「だれでも持っている人には更に与えて豊かになるが、
持っていない人は持っているものまで取り上げられる」

あとがき

なにが言いたいのかと言うと、カウンセリングの荒業
である「投射性同一視」(精神分析医学より)を、
短編小説で、たとえ話として書きました。

結構な葛藤ですよね。それを聖句もそれをもの語っています。
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それでは前回に引き続き私のお気に入りの動画。
アニメ「弱酸性ミリオンアーサー」より、キャラ:ウアサハです。
この動画、ぶっ飛んでいてくせになる人もいます。

動画↓
ウアサハ

ウアサハ
それでは皆さまごきげんよう (っ^ω^)っ

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